2011/07/31
太陽を想う
1150年頃に誕生したフィンランドの伝統装飾のヒンメリ。 “Himmel”というスウェーデン語で“天”を意味する言葉を語源に持つ藁細工です。1年のほとんどを雪に閉ざされ闇の中で過ごすフィンランドの人々。ヒンメリを天井から吊るすことで光を呼び、天へと繋がる道を作り出すものとして考えています。そのため太陽神の誕生祭や収穫祭を行う飾り物として長らく用いられてきました。
haus&terrasse には Johanna Gullichsen から贈られたエッフェル塔の形をしたヒンメリがあります。細くて軽いとても繊細に作られた藁細工。良く乾燥した藁には堅さがあるので藁同士が触れると、からからと軽快でリズミカルな音を奏でます。風鈴とは少し異なりますが不思議と清涼感のある心地よい音。遠い北欧の地に想いを馳せ、東京のここ最近の雨続きな天気が夏らしくならないかなと思うそんな1日です。
夏を楽しむヒントが沢山詰まった taste&touch を更新致しました。こちらからどうぞ。
haus&terrasse
2011/07/29
次の季節へ
今日は朝から雨が降ったっり止んだりの空模様。風はあるものの、むっとした湿った空気に包まれています。向かいのお宅のゴーヤーは勢いよく空に向かって蔓を伸ばし大きな葉のもとで黄色い花が揺れています。まだまだ夏の真っ只中ですが haus&terrasse には少しずつ秋冬の洋服などが入荷してきています。真新しい長袖のニットやウール素材のワンピースなどを見ていると外の暑さを忘れてしまいます。空の高い少し肌寒い季節にお気に入りのカーディガンを羽織って落ち葉の感触を確かめながら歩く...。そんな事を考えて外に出るとまだまだ先の事なんだとはっとします。今は夏の盛り。夏にしかできないこと、やりたいことも沢山あります。まずは暑い季節もしっかり楽しまないと、ですね。
haus&terrasse
2011/07/27
想像力
昨日まで haus&terrasse で行われていた PANTALOON のオーダーイベント。皆さまの作られる様々な色やアイテムとの組み合わせに私たちもとても楽しく勉強にもなりました。目の前にないものを想像しながら作り上げていく。出来上がりの季節のことも考えて頭をフル回転させなければなりません。とても想像力を必要とする作業です。そんな楽しい作業のお手伝いが少しでもできていたら私たちスタッフも嬉しいです。オーダーされた商品の出来上がりはクリスマスの頃から新しい年を迎えた頃。その頃にはまた今の気分とは少し違っているかもしれませんが、それも自分の通ってきた足あと。きっとご自分のものにされて愛着の持てるアイテムになるはずです。
期間中にご来店下さった皆さまありがとうございました。次は、8月5日(金)-8月9日(火)神戸 töölö にて開催致します。東京でオーダー出来なかった方やご旅行などで行かれる方はぜひお立ち寄りくださいませ。
haus&terrasse
2011/07/25
Make A Rainbow
虹の色は何色から出来ているか、と聞かれたらあなたはどう答えますか。日本人の多くの方は恐らく7色と答えるでしょう。しかしイギリスやフランスでは6色と答え、ドイツやスウェーデンでは5色と答える方が多いようです。国や民族によって色の捉え方が様々なのだそう。明、暗で2色としている地域もあるのだとか。色が見えないのではなく認識の違いだそうです。不思議ですね。
いよいよ明日までとなった PANTALOON 展。27色ある中から思い思いに組み合わせて自分だけの色とアイテムを作って頂いています。糸で作られたとても繊細で複雑な色。グラデーションに並んだ色見本を見ているとどの色も糸と糸の奥に意外な色が隠れていて更に強く引き込まれて行きます。先日「こうして今作ったこの組み合わせや選んだ色が自分の心の中を映し出しているようで面白い」とおっしゃられた方がいました。色選びが今の自分を知るきっかけになるかもしれませんね。PANTALOON 展は明日26日まで開催しております。きっと色の意外な組み合わせや可能性を感じられるはずです。
haus&terrasse
2011/07/23
1階でも
haus&terrasse で26日まで開催中の PANTALOON 展。この期間に合わせて1階にある大きな窓のディスプレイもいつもとは少し違う雰囲気に。はっとするような鮮やかなグリーンの大きなオブジェを中心に「PANTALOON」の色とりどりのブローチを付けておめかしをしたリネンシャツが並んでいます。さらりと涼しげで真っ白なリネンシャツに立体的でカラフルなブローチ。シンプルな装いが一変して個性的に。それがあるだけで空気が変わる。大げさに聞こえるかもしれませんがそう思わせてくれるアイテムです。いつもの定番も良いですがたまに新鮮な風を送り込むことで思いもよらない素敵な組み合わせが生まれるかもしれません。特別なこの機会にお友達やご家族をお誘いの上ぜひ皆さんでいらして下さいね。
haus&terrasse
2011/07/21
PANTALOON
明日22日から26日まで haus&terrasse 2階ギャラリーにて「PANTALOON -糸からなるかたち-」が始まります。糸を糸で縫いかため、堅く柔らかな感触のブローチやバッグのオーダーイベント。神戸 Töölö では既に2回行われていますがここ東京店では初めて行われます。神戸でも毎回大盛況のイベントで今回は新作のアイテムもお目見えしています。私たちスタッフも準備を進めながら見たことのないアイテムに興味津々。自由に変形させられる使い手の想像力を掻き立てる独特なフォルムと色の豊富さに目を奪われます。
期間中は普段お店には並ばないアイテムや色のオーダーができますので、この機会にぜひどうぞ。造形作家としての曽田朋子さんの作品を身近に感じ作品から作り出される世界に浸りにいらしてください。
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2011/07/19
雨降り
今日は台風の影響で朝から雨が降ったり止んだりの1日。梅雨が明けてから暫く晴れる日が多かったので haus&terrasse の小さな庭にも雫が滴り、より一層鮮やかなグリーンに。コンクリートの地面に時折強くたたきつけられた雨粒はまるで小さな王冠のようにも見えます。きらきらと艶やかに光る小さなそれらは似ているようで一つ一つ様々な形をしています。雨粒は基本的には球形をしています。落ちてくる時に空気抵抗を受けたりすることで形が変形しておまんじゅうのようだったりお椀をひっ繰り返したような形になることもあるそうです。
眩しい太陽を仰ぎ見ながら元気に過ごす晴れの日も良いですが、たまに降る雨の日はいつも以上に想像力が働きます。あなたは雨の日、何をして過ごしますか?
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2011/07/18
TIE ALL HEART〜心をつなごう〜 からのお知らせ
100枚限定のTIE ALL HEART でしたが、おかげさまで『かまわぬ展』開催から3日目の昨日で完売となりました。ご賛同いただきました皆さまに心より感謝いたします。
前回の赤いブレスに続き今回もたくさんの温かい声を頂き、ご購入できなかったという声も多かったことにより急遽日本てぬぐい『かまわぬ』さんにもご尽力頂き200枚を追加制作することに致しました。7月27日に再入荷する予定になっておりますのでもうしばらくお待ち下さいませ。なお、今回の200枚で終了とさせて頂きます。店頭にてご予約も承りますのでご希望の方はスタッフまでお問い合わせください。今回もたくさんの皆さまにご賛同頂きましたことを重ねてお礼申し上げます。
お知らせ
2011/07/17
想い
5月に haus&terrasse で行われた atelier d'antan お披露目会。その際にオーダーを頂いたお品物が少しずつ入荷してきています。出来上がったお品物をお渡しすると自然と笑みがこぼれ幸せな空気に包まれます。私たちもそんな瞬間が嬉しくてたまりません。オーダーした時の楽しく悩んだ事がふとよみがえり、「そう、そう、あの形と迷ったんだよね」と会話も弾みます。お一人おひとりの特別なアイテム。まっさらな新品が使い込まれて少しずつ自分に馴染んでいく過程を楽しみつつ、そうして良い味が出てきた様子を時々私たちにも見せて頂けると嬉しいです。まだ入荷の連絡がない、という方も入荷次第すぐにご連絡をさせて頂きますのでもう少しだけお待ちくださいね。作り手が皆さんお一人ずつを想いながら素敵に仕上げていますよ。
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2011/07/15
太陽と共に
しっとりした空気に包まれた梅雨の季節が明け、太陽の陽射しが燦々とふりそそぐ夏がやってきました。夏というとどこまでも続く広く青い海を連想しますが今年の“海の日”は7月18日。日本は四方を海で囲まれた国。海を身近に感じ共に生活をしてきました。“海の日”という祝日があるのは世界に日本だけだそうです。そして明日から3連休という方も多いのではないでしょうか。連休を利用して普段はなかなか出かけられない場所へ行くという方も中にはいらっしゃると思います。ニューヨークのブランド「Lola」のバッグと帽子はどちらも実用的で使いやすいだけでなくリボンモチーフが女性らしさを引き立て、旅の楽しい気分を一層盛り上げてくれそう。太陽を感じ陽射しと共に過ごすこの季節。このバッグと帽子があるといつもより少しだけ遠くまで足を延ばしてみたくなります。
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2011/07/13
Revivre
"Born with a silver spoon in one's mouth"という英語の諺があります。スプーンには「食べ物に困らない」「幸せをすくう」という意味を含んでいて、ヨーロッパでは赤ちゃんが産まれたらシルバースプーンを贈る風習が古くからあるそう。
一つ一つ異なる刻印のアンティークスプーンを使って手作りされている「Lin français d'antan」のスプーンバングル。誕生日やイニシャルが刻まれた世界にたった一つしかないそのスプーンバングルを手に取ると、どんな人がそれを使い成長していったのだろうと想像することも楽しく、贈った方の温かな想いも一緒に伝わってくるようです。私たちが生まれるよりもずっと前に生み出され、持ち主の成長を傍らで見守ってきたスプーン。新たにバングルとして生まれ変わり新しい持ち主の傍らで再び時間が動き始めます。
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2011/07/11
店の奥には
haus&terrasse の店内とフィッティングルームを仕切るカーテン。テキスタイルデザイナー「Johanna Gullichsen」の Raportti という名前のついた生地で出来ています。リバーシブルなのでフィッティングルームに入る時に見える色と内側から見える色は違い、それぞれの色を楽しんでいただけます。シルクスクリーンでプリントされたフレッシュで鮮やかな色目が白い壁にとてもよく映えています。お店の奥でどっしりと構え、お客様をお迎えする様子から会話のきっかけにもなる名脇役。この生地でワンピースやブラウスなどの洋服もあり全てリバーシブルになっています。一見シンプルですがどれも一捻りあるデザインのシリーズ。
皆さんも是非お店にいらしたら一番奥のフィッティングルームのカーテンに触れてみて下さい。きっと斬新な色使いの中に職人の手仕事を感じられると思います。
haus&terrasse
2011/07/08
日曜日が待ち遠しい!
「日曜日が待ち遠しくなる。」そうお客様がおっしゃられたそのパンツは遠くフランスからやってきました。深く冷たく澄んだ海を思わせる青のデニム生地。はきやすさと動きやすさは海軍の為に作られたものであるから。穿いた時のすっきりしたラインにはフランス海軍のモットーの一つである Discipline (規律) が現れているようです。はきこむほどにデニム特有の柔らかさや味が出て自分だけの風合いに育っていきます。身につけることを楽しみにできる、その日を待ち遠しく思える洋服には何か強い力を感じます。明日は日曜日。待ち遠しく思われたあの方は明日、このパンツとどこへ出掛けられるのでしょう。
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2011/07/07
星を見て
今日は七夕。少しずつ青空が雲に隠れはじめてしまい、天の川は来年の楽しみになってしまいそうです。無数の星が川のように帯状に集まり地球を一周している天の川を英語では Milky Way と言います。夜空の光の帯を川と見ている東アジアの神話からついた呼び名と、これを乳と見ているギリシャ神話からついた英語の呼び名。違う起源でそれぞれの呼び名がついているそうです。
そんな天の川の星々のようにきらきら輝くダイヤモンドのアクセサリー。細かく丁寧に施されたカットにより、ゆれる度に光りが瞬きどの角度からも美しく見えるように計算されています。小さくても光りを受けて輝くアクセサリーは T シャツと合わせてカジュアルに身につけたり、ワンピースと合わせてお呼ばれの時にも活躍してくれる頼もしいアイテム。身に着けられる星と一緒に過ごす七夕も素敵です。
haus&terrasse
2011/07/05
2011/07/02
手から手へ
haus&terrasse からも歩いて行ける表参道沿いの国連大学前で毎週末開催されている FARMER'S MARKET には、その日の朝に畑から収穫されたばかりのトマトやトウモロコシなど色とりどりの季節の野菜や果物が並んでいます。天然酵母の自家製パンやクッキー、食べ物だけでなく天然素材で作られた石鹸やカゴ。ありとあらゆる品物が作り手本人たちによって売られているその空間はとても活気に満ちています。自分達の手で作ったものに誇りと自信を持っている様子が丁寧な説明の中にひしひしと感じられます。説得力のある会話についあれもこれもと手が伸びてしまうことも。
作り手を近くに感じられる安心感。haus&terrasse も作り手の熱意や空気感をこれからも丁寧にお伝えしていきたいと思います。お店にいらしたら目の前にあるもの、手に触れたものについてぜひお尋ね下さいね。
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