2011/07/31

太陽を想う



1150年頃に誕生したフィンランドの伝統装飾のヒンメリ。 “Himmel”というスウェーデン語で“天”を意味する言葉を語源に持つ藁細工です。1年のほとんどを雪に閉ざされ闇の中で過ごすフィンランドの人々。ヒンメリを天井から吊るすことで光を呼び、天へと繋がる道を作り出すものとして考えています。そのため太陽神の誕生祭や収穫祭を行う飾り物として長らく用いられてきました。
haus&terrasse には Johanna Gullichsen から贈られたエッフェル塔の形をしたヒンメリがあります。細くて軽いとても繊細に作られた藁細工。良く乾燥した藁には堅さがあるので藁同士が触れると、からからと軽快でリズミカルな音を奏でます。風鈴とは少し異なりますが不思議と清涼感のある心地よい音。遠い北欧の地に想いを馳せ、東京のここ最近の雨続きな天気が夏らしくならないかなと思うそんな1日です。

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