2011/08/30

繋がり



haus&terrasse から明治通り側に少し下った閑静な住宅街に穏田神社はあります。鳥居をくぐるとひんやりとした空気が流れて途端に昭和の時代にタイムスリップしてしまったような感覚に。そんなに大きくない境内にうっそうと茂った木々。夏の締めくくりとばかりに蝉の大合唱が響き渡ります。すぐ近くに明治通りやキャットストリートがある若者の街であることが信じられない程です。古くからこの地域の産土神として住民に愛され根付いてきた神社。そんな神社のお祭りが9月の初めに行われるそうです。御神輿を担いでこの近辺を練り歩き、境内には出店も軒を連ねるとの事。地域に密着したこぢんまりとしたお祭りには温かみが感じられてとても惹かれます。ジャンルは違いますが、haus&terrasse もお客さまといつでもそういう距離感を持った温かみのあるお店でありたいと思います。

haus&terrasse

2011/08/28

またいつの日か



アクセサリーブランド「Toile」のオーダー会は本日が最終日。足をお運び下さった皆さま、本当にありがとうございました。
なかなか触れる機会のないネックレスやピアスなどを目の当たりにして、手に取り光を透かしてみたりされているお客様のお顔には笑みがこぼれ和やかな雰囲気に。私たちスタッフもお客様と同じように手に触れる度に少しどきどきしながらも幸福感に包まれて柔らかで穏やかな空間になっていました。普段は店頭で見られないアイテムも多数ご用意していましたので「Toile」の世界観を感じて頂けていたら嬉しいです。引き続き店頭でご覧頂けるアクセサリーもございますので是非見にいらして下さいね。

haus&terrasse

2011/08/26

先へ



今日は朝の日差しが眩しいくらいだったのに午後から急に黒雲に覆われあっという間に大雨になりました。轟く雷鳴と稲光にどきりとしながら激しく雨の降る様子にしばらく見入ってしまいました。雷は1年中どこでも発生するものですが地域によって雷のよく鳴る季節や性質も異なり、関東などの平野部は夏の午後から夕方にかけての雷が多いのだそうです。大きな雨粒と雷には夏が終わりこれから新しい季節が始まる事を感じさせてくれます。
さて、いよいよ28日までとなった「Toile」オーダー会。普段手に取ることの出来ないアクセサリーに触れられるこの機会。届いたばかりの秋のお洋服と共に皆様のお越しを心よりお待ちしております。

haus&terrasse

2011/08/24

散歩



昨日から夏の天気に戻り、今日も空は晴れ渡っています。日差しが真夏の頃よりも幾分和らぎ、通り抜けていく風が気持ち良いので haus&terrasse からも歩いて5分程の位置にある、こどもの城周辺の散策に出掛けました。こどもの城は1979年の国際児童年を記念して建設された大型の総合児童センター。毎日、様々な“遊び”のプログラムを提供していて子供だけではなくイベントによっては大人も楽しめる充実の内容。城の周りには沢山のオブジェがあり訪れる人の心を和ませてくれています。有名な『こどもの樹』に目を奪われがちですが実はこんな所にも。写真に写るのは縄跳びをする少女です。壁から現れ壁に消えていきます。作者は“日本のエッシャー”と呼ばれる福田繁雄氏です。福田氏はグラフィックデザイナーですが立体作品も数多く遺しています。季節が流れ、気が付けば芸術の秋。何気ない散策が思いがけずアートの時間となりました。
アクセサリーブランド「Toile」のオーダー会は28日まで開催しております。

haus&terrasse

2011/08/22

歴史に触れる



今日も東京は季節はずれなひんやりとした空気に包まれています。8月とは思えないくらいの気温ですね。今日は「Toile」のシルク糸シリーズのネックレスのご紹介をしたいと思います。シルクは今から4500年以上も前から生産されていて古くから高級品として扱われてきました。吸湿性に富み、軽くてとても丈夫なシルクは人々に愛される憧れの存在でした。シルクの特性からビーズや宝石を通してアクセサリーを作る際にも使われ重宝されていたようです。そんな歴史を持つシルク糸にハート、コイル、貝殻、リングの形をした10金のトップを通したネックレス。細いラインのシルク糸に小さなトップがかわいらしい印象です。清楚でありながらもどことなくカジュアルな雰囲気も併せ持っています。しなやかで気持ちの良いシルクに触れていると、シルクの長い歴史の1ページに自分も加わったような気がしてきます。

haus&terrasse

2011/08/20

長い夜には



東京は昨日から気温がぐっと下がり、9月下旬頃の気候だそうです。夏の暑さで体も疲れている頃合いなので、久し振りに涼しい空気に包まれ心地良いですね。そんな天候の変化とともに始まった「Toile」のオーダー会。期間限定でいつもは並んでいないアイテムも多数ご覧頂けます。ギャラリットのネックレスやピアスもその中のひとつ。ギャラはラテン語で “ミルク” 、リットは “石” という意味でその名の通りミルクに含まれる成分を原料に作られたビーズを使っています。温かみのあるきれいな乳白色のビーズは、1960年代のフランス製のもの。国と時代を飛び越えて今こうしてここにあることを考えると縁を感じずにはいられず愛おしさもひとしお。カフェ・オ・レでも飲みながらビーズの辿ってきた道に想いを馳せてみるのも秋の夜長にはぴったりです。

haus&terrasse

2011/08/17

A sign of autumn



空気のように軽く砂糖菓子のように柔らかく色づけされたアンティークの吹きガラスのネックレス。控えめだけれど大きめなパールをあしらったピアスやリング。普段 haus&terrasse の店頭で見る機会の少ない選りすぐりのアクセサリー達。haus&terrasse では明日8月19日(金)から28日(日)の期間に Toile のアクセサリーのオーダー会を行います。女性らしさに溢れた繊細な Toile のアクセサリーは着け心地も軽やかで素肌にそっと寄り添います。カジュアルなデニムスタイルにもドレスアップした装いにも溶け込み、主役になる存在感も兼ね備えています。着けるだけで気持ちもぱっと華やかになれる、華奢なラインに強いパワーを秘めたアクセサリー。
まだまだ暑い日が続いていますが夜風にほんの少し秋の空気を感じ始めた今日この頃。新しい季節の準備をアクセサリーから始めてみませんか。

haus&terrasse

2011/08/16

小さい秋



まだまだ暑さが続いていますが近くに自生している鬼灯が少しずつ膨らみ、かわいらしいサイズに成長していました。もう少し大きくなって朱く色づくのが今から楽しみです。季節は少しずつ、でも確実に進んでいるのですね。
haus&terrasse にも少しずつ届く秋の便りが。身に纏うと自然と背筋が伸び、凛とした空気に包まれるようで清々しい「ゴーシュ」の洋服はご夫婦でされている素敵なブランドです。着ている人の体と心にすっと寄り添うのは、着る人のことを想い丁寧に作られた服だからこそ。インドカディや薄手のコットン素材はふんわりと柔らかい肌触りで今の時期から一年中着ることができるのも嬉しいです。届いたシックな色目のシャツの中でも目を惹くレンガ色はシンプルながらも秋を身近に感じられる色でもあります。目を凝らして見ると普段見慣れた風景の中にも ''小さな秋” を見つけられるかもしれません。宝探しのようで面白いですよ。

haus&terrasse

2011/08/14

時を経て



haus&terrasse から青山通りに向かう道の途中に“銀杏荘”という建物があります。周りには近代的なビルが立ち並ぶ中、レンガ造りの昭和の懐かしさを残す建物。1951年に建設され文部科学省共済組合の渋谷合宿所として運営を続けてきました。建物の老朽化やその他の諸事情により閉鎖されてからは使われておらずひっそりと静かに佇んでいます。きっとそれまでは時を刻むのと同じだけ人や物との出会いの瞬間を目の当たりにしてきたに違いありません。決してきれいではないけれど柔らかな温もりを感じるのはそうした日々を過ごしてきたからなのでしょう。haus&terrasse も皆さんとの出会いに感謝して毎日起こる小さな出来事も大事に刻んで行きたいと思います。

haus&terrasse

2011/08/12

夏休み



ここ最近は夏らしく照りつける太陽の日差しが眩しい毎日ですね。団扇を手にした小さなお子様連れのご家族の姿を拝見するとまさに“夏休み”といった様子です。「Johanna Gullichsen」の日本限定プロダクトのバッグは、明るくはっきりとした色味のテキスタイルが真夏の太陽の日差しのようで今のこの季節に良く合います。パズルマットという名前がついた正方形の布地2枚の間にリボンをぐるりと配しマチと持ち手にしたバッグ。簡単な作りのようで使い手の事を良く考えた作りです。肩に掛けても腕からぶら下げてもバランスが良く、形を変形させてコンパクトに持つことも出来ます。コーディネートのアクセントになるインパクトのあるバッグ。夏の日差しに負けない明るい色のバッグに元気を貰えそうです。

haus&terrasse

2011/08/10

イタリアから



4月に haus&terrasse で行われた「YURI PARK」の秋冬ニットのオーダー会。海を渡りイタリアより遂に届きました。沢山ある色、形から選ばれ一つずつ丁寧に作られたニットやストール。出来上がったニット達からは皆さんお一人お一人の楽しく悩まれた様子がひしひしと伝わってきます。今回オーダーを頂いた方々にはささやかなプレゼントが。ホールガーメント機を用いて作られた「YURI PARK」のカポ・コンプレートの生地に包まれたクスノキのチップが特別に添えられています。防虫効果があるクスノキ。“薬の木”を語源とする説もあるのだとか。
ふんわり優しい温かな感触に包まれると一瞬にして季節が変わります。熟練の職人の技が詰まったニットは着込む事でより豊かな表情に。自分も共に成長していきたい。そんな風に思えるニットです。

haus&terrasse

2011/08/08

季節の足音



haus&terrasse が初めて迎えた夏の花火大会。7時半すぎ頃から鈍く低い音で鳴り響いていた花火は残念ながら1階からは全く見えませんでした。空気を揺らす轟音だけを聞きつつ8時の閉店を待って急いで3階のテラスに出てみると思っていた通りの光景が目の前に。少し小ぶりではありましたが真正面の夜空に浮かび上がる色とりどりの光輝く華々。向かいのお宅の方々も屋上に上がってのんびり花火を楽しんでいるご様子。やはり皆さんの夏の一大イベントなのですね。花火を見ると夏の盛りの時期であると同時に、折り返して秋に向かっていることも感じ始めます。haus&terrasse にもそうしてこっくりとした深い色合いのカーディガンやパンツなどの入荷と共に秋の足音が少しずつ近づいて来ます。

haus&terrasse

2011/08/06

方向的には



このブログ内で以前に触れている話題ですが、今日は明治神宮外苑の花火大会が行われます。街には浴衣姿の方もちらほら。いつもとは少し違った雰囲気です。今日は神戸でも海上に上がる花火が見られるそうで、全国各地で沢山の花火が夜空を彩ります。中国で生まれヨーロッパを廻って日本にも伝わった花火。最初期は武器として敵陣に打ち込んで威嚇や攻撃をするために使われていたという歴史も。今の使われ方とはだいぶ異なりますね。何はともあれ21世紀の私たちは色とりどりに輝く光が作り出す芸術を楽しみましょう。花火の写真はまたの機会に...。

haus&terrasse

2011/08/05

更新しました



今日も東京の空は晴れたり曇ったりを短時間に繰り返しています。雲の流れがとても速く少しずつ変化する雲の形や色を眺めていて飽きることはありません。時折り覗く青い空と雲が作る意外なコーディネートに心躍らせたり、でもまたすぐに黒い雲に覆われたり。まるで映像を早回しで見ているようです。
明日辺りから少し天気が安定してくるそうですが、はつらつとした夏らしさにほんの少しの秋らしさを詰め込んだ Basic を本日更新しております。ぜひご覧ください。こちらからどうぞ

haus&terrasse

2011/08/04

夏の愉しみ



今日は久しぶりに太陽の日差しを感じることができ、勢いよく鳴く蝉の声もようやく夏らしく ''様'' になってきました。でもそうかと思えばまた少しずつ雲行きが怪しくなり...。最近の東京は少し不安定な変わりやすい夏の天気が続いています。
この時期はイベントも盛り沢山。来る8月6日、haus&terrasse からも近い明治神宮外苑で花火大会が行われます。きっちり着る着物と違って風を感じる浴衣は見ているだけでも涼しげ。そんな浴衣姿に合わせてもかわいいカゴバッグはシナの木の皮を剥いで繊維を縄にして作られた物。手がかけられている分とても丈夫でしなやかなので持ちやすい。使い込むことで味も深みも増して行きます。浴衣だけではなく秋冬の洋服に合わせても不思議と違和感がなく、春夏とは違う雰囲気で楽しんで頂けてシーズンレスに使える点も頼もしい。
この夏は haus&terrasse が初めて迎える季節。大きな窓から花火が少しだけでも見えると良いなと期待してしまいます。

haus&terrasse

2011/08/01

猫を探して


キャットストリートから青山に向かう緩やかな坂道の途中に haus&terrasse はあります。キャットストリートという名前の由来は諸説あるようですが、やはり猫の姿は度々見かけます。飼われているらしく首輪をして散歩している猫。ショップの店頭で立派に任務を果たしている看板猫。実にたくさんの猫たちが暮らしています。人に慣れている猫が多いようで先日不思議な光景を目の当たりにしました。小さな男の子が初めて見た動物だったのか、照れてもじもじしながら一緒にいたお母様の後ろに隠れてしまいました。その様子を見た猫はどうだと言わんばかりに近寄っておなかを見せつけています。それを見て男の子は更に照れてもじもじするばかり。でも男の子もとても嬉しそうで、猫とのやり取りを楽しんでいる様子。あまり見かけない光景にこちらも顔がほころんでしまいましたが猫の観察力にも関心した1シーンでした。

haus