2011/10/20

手に伝わるもの



今日の東京の空はほぼ1日グレーがかった雲に覆われて少し肌寒くもありました。しかし夕方には雲を通して夕焼けの茜色と暮れていく空の青紫色のマーブル模様が一時見られ幻想的なマジックアワーを楽しむ事が出来ました。夕暮れ時に太陽を感じられたことで少しほっとしましたが少しずつ季節が進んで行くのを感じます。
スカンジナビア半島北部ラップランドの原住民サーミ民族の伝統的なアクセサリーの技を伝承し、更に独自の感性で表現したアクセサリーを展開している「MARIA RUDMAN」。トナカイの革や角から作られたパーツを使用し温かなクラフト感がありつつ細部にまでこだわりが感じられ美術品と言っても良いほど。フェルト、刺繍に使われている錫、革、角の釦は一つひとつ独特な素材ですがそれらが穏やかに一体感を生み出しアクセサリーとして存在しています。肌に触れるトナカイの革はしっとりと柔らかく使い込む程に艶のある飴色に変化して自分だけのアイテムに育っていく過程も愛着が湧き楽しいはずです。やがては体の一部の様な無くてはならない存在になることでしょう。
秋が深まるこの週末は職人の生み出す丁寧で細やかな手仕事の技に触れてみてはいかがでしょうか。「MARIA RUDMAN」や前回ご紹介した「BESS NIELSEN」以外にも世界中の手仕事を身近に感じて頂けるアイテムをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。

haus&terrasse