2011/10/25
色の感性
今朝の東京は清々しい澄んだ空気に包まれました。日中は夏のような気温まで上がるということで街にはアウターを着た方から半袖の方までいらっしゃいます。しかし見上げると秋らしく高くなった空の色がきれいな薄水色をしていました。日本では色の表現が昔からとても豊かで水色とひと言でいっても濃淡で数種類あります。「Bess Nielsen」のシルク素材のストールは手で紡がれ織られたふしのある生地。インディゴ染めが奥行きのある色ムラを作り出し美しさを引き立てています。触れると溶けてしまいそうに柔らかいシルクは吸湿性と保温性に優れ、さり気ない光沢のある素材感はカジュアルさと上品さのバランスが絶妙です。色目は深い藍色と柔らかい藍色の2色。どちらも洋装でも和装でも合いそうな深みのある色です。使っていくうちに少しずつ色と素材が自分の肌にも馴染み更に奥深さを増していきます。
目に映る色の細やかな表現に昔の日本人の豊かな感性を感じ、ストールを纏いながら今日の空の色は浅葱色と言うのだろうかと改めて考えさせられるのでした。
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